東海汽船のジェット船で伊豆大島へ往復3900円でいった話 3「波浮港と帰柏(完)」
これの続きです。
お昼ごはんを食べた後にバスに乗り込み、元町港へ
途中の桜並木がとても綺麗でした。
そして元町港でバスを乗り換えて波浮港へ向かいます。乗り換えで40分も待たされましたが、お土産屋さんを見たり、椿油の工場をのぞかせてもらったりしていたら、あっという間に時間が過ぎていきました。
途中、観光客の方の落とし物が車内で見つかり、それを大島バスの社員さんが取りに来るというちょっとしたハプニングがありました笑
そして、走ることおよそ30分。伊豆大島の南の波浮港に到着。
奥に見える黄色いバスが乗ってきたバスです。大型の観光バスでしたが、路線バスとして運用されていました。ラッキー
波浮港はカルデラが沈水し、その丸みを帯びた地形により風の影響を受けにくい港なので、昔は風よけの港として繁栄した港で、多くの文人が訪れた港として有名です。
伊豆の踊子のモデルになった踊り子はこの波浮港にある港屋旅館の踊り子なのだそう。
波浮港の裏路地をぶらぶら(と言っても200~300m程)
先述の通り、多くの文人が訪れたこの波浮港地域には「文学の道」が整備されており、文人達が通った(であろう)道を歩くことができます。
オオシマザクラ(Cerasus speciosa (Koidz.) H.Ohba)を見ることができます。
丘の上へ続く階段の途中にあるのがこの「旧港屋旅館」。「伊豆の踊子」の踊り子達のモデルとなった人物が在籍していた旅館。
そして、文学の道を進み、波浮港が見渡せる「見晴台」へ
途中からは普通の道でした
ここからは波浮港が一望できます。絵になる素敵な光景。。にしても、こう見ると波浮港は、結構小さな港ですね。
港の端っこでは子供が泳いでいました。3月も終わりかけとは言えども、さすがに寒くないのかな?
波浮港からはまたバスに乗って元町港に帰ります。
途中で、地層断面図に立ち寄りました。
この地層の1層1層がどういった層なのかというのは以下の論文が詳しいです。
そして、地層を見終わり、元町港へと向かいます。今回はお客さんは私一人、そして運転手のおじさんは結構おしゃべりな人で、噴火の時の話とか、隠れた名物とか、色々お話をしました。こういう地元の人とお話するのって凄く好き。
そして、終点の元町港の手前の元町南で下車。
今回は「明日葉丼」という新名物のどんぶりを食べるために、「どんどん亭」さんへ。
濃い目の味付けの明日葉炒めとかき揚げの愛称が最高でした。
どんどん亭のご主人も気さくな方でこれまた色々お話をしました。宿のご主人や、バスで隣になったおばあさん、運転手さん、ここのご主人といい、伊豆大島の方は気さくに話しかけてくれる人が多い傾向があると思います。
満腹のおなかをさすりながら、温泉につかり、
こってり濃厚な大島牛乳アイスをいただき、幸せ気分で就眠。。。
最終日
この日は単純に柏へ帰るだけの日です。
この日も岡田港出航なので、元町港からバスに乗ります。
帰りの船は「セブンアイランド 虹」
波が高く、行きと比べると揺れる揺れる・・・
朝は寝坊をしてしまい、慌てていて朝ご飯を食べてる余裕がなかったので、岡田港で購入した「明日葉むすび」を頂く。
3日連続で明日葉を食べていました笑
少し遅いご飯の後は、転寝をしてしまい、気が付くと、レインボーブリッジを横切るところでした。
そして、定刻通り、東京・竹芝桟橋に到着
お疲れ様でした。
3900円という値段に魅了されて決めた今回の伊豆大島旅行でしたが、帰るころにはすっかり伊豆大島と明日葉に魅了されていました笑
東海汽船のジェット船で伊豆大島へ往復3900円でいった話 2「三原山」
この記事の続きです。
二日目。朝食は取らず、近所のスーパーで買った「大島牛乳」なる牛乳を飲む
元町港のバス停より朝一番のバスが三原山へ行くのでそれに乗り込む
今回使うのは大島バスの一日乗車券。2000円と相当高いが、大島みたいな観光地がある離島は経済が観光で成り立っているので仕方ない。
30分ほどで外輪山の山頂付近にある「三原山山頂口」のバス停に到着。
とうとうやってきた。伊豆大島の1986年の噴火の映像などを何度も見たことはあるけども、ついに自分の目で見ることができた。感動。
実は、山頂口から、三原山の山頂までは2~30分ほど歩いて、少し、登山をしなくてはいけない。
その途中の道は、一見すると、「溶岩で焼け野原になって少し経った殺風景な道」なのだが、目を凝らして植物たちに注目すると面白い事がある。
クロマツが結構生えている。このようなマツ科の樹木は、その根っこで外生菌根菌という菌と共生している。マツタケ(Tricholoma属)とかトリュフ(セイヨウショウロ)(Tuber属)とかもマツ科樹木と共生している菌の一種である。
菌はマツが光合成をして作る有機栄養分をもらい、マツに土壌中の無機栄養分を受け渡すお互いに利益がある相互共生関係になっている。
さらに
こちらはハンノキ属(Alnus)の一種。(ヤシャブシかな?温帯の広葉樹は詳しくないのですいません。)こちらは、放線菌であるフランキア属(Frankia)と共生している。
火山が噴火して(土壌学的に)間もないこの外輪山内部のような土地では、土壌がやせている(栄養分が少ない)。このような土地では、共生関係を築かない樹木よりも、マツのような菌と共生関係を築き、お互いに助け合っている樹木がまず先に入ってくるのだ。
また、ふと脇をみると
避難シェルターが(トーチカとも)。万が一噴火が起きた際に、木造の”軟な”建物では噴石で木端みじんになってしまうので頑丈にできてたりする。
三原山神社
なぜか、噴火の被害を受けない神社。
三原山神社を越えると舗装されていない道を進むことになるので、履く靴には気を付けた方がよさげ。
三原山神社から歩くこと30分。火口を見渡すことのできるポイントに到着。
この迫力は写真でも伝わらないけど、とにかく凄いの一言に尽きる。因みに、この火口は過去の文献より、時々、マグマの池を形成していたそうな。
参考文献
因みに、この火口の地下5kmには小さなマグマだまりが、8~10kmにはこの三原山にマグマを供給する大きなマグマだまりがある。そして、そこからいつマグマが供給され始めてもおかしくない状況なのが三原山の現在。
参考文献
現在は、噴火の中期予測などもかなり進歩していて、重力のわずかな変化や火口内の二酸化炭素濃度の変化、外輪山や三原山の沈降などから予測が試みられている。
山の斜面の至る所から、湯気が出ている。風向きの関係で登山道側にも湯気が伸びてきて生きている火山、三原山のぬくもりを感じた。。。
新火口。1986年に裂けてマグマが噴出したのはこちら側。
火口の周りをぐるっと歩くお鉢巡り(2時間ちょいぐらい)をして外輪山のバス停に戻る。カルデラ内部から三原山を望むと、綺麗に1986年に流出した溶岩が確認できた。
因みに、三原山はもともとは今よりも大きな火山であったが、、1700年前と1500年前の巨大噴火により、もともとの火山の山頂部が吹き飛び、現在のカルデラが誕生した。
そして1700年代の噴火でカルデラの中央部が盛り上がり、三原山となった。
という歴史がある。阿蘇山や箱根山、鬼界カルデラほどではないけどね。あれらは日本滅亡レベルの子達だし。
さて、外輪山に戻ってきました。
バス停の反対側からは綺麗な景色を見ることができる。
伊豆大島の路線バス観光はその日の東海汽船の入出港に左右されていて、三原山山頂発の便は岡田港入港の日は岡田港。元町の時は元町に向かいます。当日の朝6時にならないとわからない。
この日の東海汽船の入出港は岡田港なので、岡田港にバスで向かいます。
オオシマザクラ(Cerasus speciosa (Koidz.) H.Ohba)が綺麗
岡田港ではあらかじめ目星をつけていた食堂へ
さばソースカツ丼(700円)をいただく
あじフライが好きな人は絶対好きな味だと思うけど、愛知県出身の自身にはソースの味が薄く感じた。
午後は島の南側の波浮港へ向かいます。
続き
9年前のiPhone 3Gを今更ながら買った話 続き
半年以上の前に、iPhone 3Gを購入した話ですが、結構反響があったので(このブログに訪れる人のほとんどがたぶんiPhone 3G関連で来た人と思われ・・・)、続き的なものを書いてみようと思いました。
・前回の記事
(ロシアや伊豆大島の記事はまた今度・・・)
追記1 購入に際してのあれこれ
1.どこで購入したの?
秋葉原にある杉元ビルの1階で時々開催される「杉元ガレージ」というフリーマーケットで1000円で購入しました。
充電器も同じ杉元ガレージ内で売っていました。
100円
(※更に追記2018年12月)
ここに来て、認識がされず、充電も途切れ途切れにになってしまい、使い物にならなくなってしまいましたので、新しい品を購入しました。
※更に追記(2018年11月)
11月10日に秋葉原のTokkaバザールにてジャンク状態のiPhone 3Gが販売されていたのでお知らせいたします。傷が多くあまり状態はいいとは言えませんが、価格はなんと800円。現時点で最安値です。
2.購入時に動作確認はできた?
購入した時は東南アジア系の女性の方が売ってらっしゃいました。僕は、その場で動作確認をさせてもらえました。
追記2 SIMアクティベート
アクティベート用のSIMなのですが、今回は無理してSIMアクティベートに成功したわけですが(詳しくは前記事参照)、2018年3月にあきばおーで確認したところ、売っていました。なので、私みたいに無理するよりかはアクティベート用のSIMを買ってぶっさすのがいいかと思われます。
iPhone 3GはSIMサイズがノーマルサイズのSIMなので、SIMカードの大きさに注意です。
Amazonでも売ってましたが、僕は待ちきれなかったのでお店で購入しました。
追記3 アプリについて
1.アプリは使えるの?
iOS(iPhoneのOS)のバージョンが古いので、ほとんど使えません。Youtube・Twitter・Facebook・Instagram等の主要なSNSや動画サイトですらダウンロードすることができません。
iPhone 3Gの最終的なiOSは2010年に更新されたバージョンで、iOS 4.2.1です。8年前。そして今最新のiOSはiOS11.1。流石、あいてぃーしゃかいというのは早いです。
しかしながら、safariでyoutubeで動画を見たり、twitterでつぶやいたりする事は可能です。gmailも問題なく使えます。
2.使えるアプリを探す
しかしながら、下のようなGoogle検索をすることで、骨董品のiPhone 3Gに対応しているアプリを探すことができます。
site:itunes.apple.com/jp/ "iOS 2.0|2.1|2.2|3.0|3.1|4.0|4.1|4.2|
site:itunes.apple.com/jp/ "iOS 2.0|2.1|2.2|3.0|3.1|4.0|4.1|4.2| - Google 検索
なんか、もはや化石みたいなアプリしか出てこないのですが、、、ゲームもまともなのは「みんゴル」ぐらいでしょうか・・・
追記4 バッテリーの持ち
バッテリーの持ちは僕の場合は非常にいいです。半年以上毎日のように使っていますが、衰えは感じません。
・フル充電するのに2時間半
・機内モードにして、wifiのみに接続している環境下では音楽連続再生12時間ぐらい(インターネット検索はあまりしない)
・非接続環境下では音楽連続再生18時間以上可能でした。
しかしながら、中古なので、どうしても個体差が出てきてしまうのは仕方ないかなと考えています。
追記5 インターネットサイトの読み込み
サイトを読み込む時は少しもっさりしますが、軽くインターネットサーフィンをする分には問題はありません。
追記6 まとめ
サイズ感はちょうど小さな手の私でもフィットするので、使いやすいです。バッテリーもちも悪くないですし、8年前の骨董品にしては素晴らしいパフォーマンスでしょう。
ただ、アプリがほとんど使えないので、メイン機として使えないと思います。やはりサブ機や音楽プレイヤーとして使うのが一番だと思います。
東海汽船のジェット船で伊豆大島へ往復3900円でいった話 1「鼈甲鮨を食べながら」
春休み、珍しくまとまった休みが取れるというので、行き先を探していると、東海汽船のこのホームページが目に留まった
往復高速ジェット船利用!驚き価格!便限定の大島往復きっぷ (東京・熱海・伊東)|伊豆七島へ行く船旅・ツアー/東海汽船株式会社
伊豆大島まで1時間40分ほどで行くことができるジェット船が、通常価格片道7210円がなんと往復3900円という破格値段。73%値引きという脅威の値引き額だ。
ただし、条件があり、東京午後出発・大島出発午前の便指定。席数も限定。
予約は東海汽船に電話で問い合わせて予約した。その際、窓側指定にしてほしい旨を伝えると、大丈夫とのこと。
3月の最終週の水曜日、竹芝桟橋にやってきた。竹芝桟橋は、東海汽船のハブ港?にあたるターミナルで、浜松町から徒歩7分ほどの位置にある。
乗船手続きは30分前と結構早いので、焦った。そして、乗船手続きを終えた後はターミナル内をぶらぶら。
そして、搭乗の時間
今回搭乗するのはボーイング929。セブンランド愛という機体。
飛行機の飛ぶ原理を応用したもので、設計開発はあのボーイング社が行った。ボーイングシリーズの延長線上にある機体だ。
船内も飛行機っぽい。
こちらは僕の席。
この船、面白いことに、船体を浮かして高速で航行するモードと、通常の船のように進水するモードがあるようで、船体を浮かすことを「テイクオフ」といい、テイクオフ中はシートベルトの着用が飛行機のように義務付けられている。
その為、テイクオフ前には係員がシートベルトをしているかどうかを確認に来る。
さながら飛行機のよう。
通常の船舶では体験することのできないスピードで走り出す。
そして、ここで少し遅いがお昼とする。
竹芝桟橋のターミナル内にあるレストラン「鼈甲鮨」で購入した「島島弁当」
700円也。船の形を模した弁当箱が可愛い。
このように、ぎっしりと詰め込まれており、結構ボリューミー。
べっこう寿司は味付けは申し訳程度の辛さだが、しっかり味がついており、明日葉とあいまってなかなかの美味。最後の3つには山椒をかけていただいたが、これまたおいしい。因みに、弁当箱の船頭部分にはちょっとしたおやつが入っているので取り出すのをお忘れずに。
食べてうつらうつらと昼寝をしていたら、伊豆大島の岡田港に到着。
そうそう。伊豆大島は日本ジオパークに認定されている。対岸の伊豆半島は2018年に晴れて世界ジオパークに認定されたので、伊豆大島もいずれは登録されるんじゃないのかな?
有史以来頻繁に噴火を繰り替えす成層火山の三原山。火山湖の崩壊によりできた波浮港、地層断面等々、地質学的には面白い島なのでは。。。
今回の宿は元町港の近くにある為、バスで元町港に移動する。途中の景色がきれいだった。
宿に荷物を放り投げ、ぶらぶらと散歩をする。早速、伊豆大島で頻繁に見ることのできる植物を見かけた。
アシタバ(明日葉)(Angelica keiskei)
アシタバは、独特な香りと苦みがあるのだが、香り成分としてはクマリン類やテルペン類。苦み成分としてはLaserption(LAS)、Isolaserption(ILA)、(8S,9R)-8-angeloxy-8,9-dihyrooroselol (DHO)の三種類を主に含有している。これらの成分以外にも、抗炎症作用、胃酸分泌抑制作用、etc様々な機能を持つ有用成分が含まれている。
その為、サプリメントや健康食品としての需要が高い。
そして、近年の研究で苦み成分の組成というのが、4タイプに分けることができる。そして、伊豆大島に自生しているものはDHOが主な苦み成分であるが、栽培されているものの中にはLAS・ILA・DHOからなるものもあるとのこと。
参考文献
芝野 真喜雄 et al. アシタバの苦味成分の探索 分析化学 / 58 巻 (2009) 12 号
ぶらぶらしつつ、弘法浜に到着。夕方という時間とあってか、誰もいなかった。
海岸には隆起して姿を現した過去の溶岩が。
同様の地形が三浦半島にも見られる。
弘法浜から元町港の間には人懐っこいネコがいるので、たわむれた。
1日目は午後に到着したということもあり、あまり観光ができなかったが、のんびりすることができた。
御火神温泉でほっとした後、民宿の部屋で竹芝で買った小笠原諸島限定の小笠原レモン味の酎ハイで乾杯。
続き
ロシア旅行の思い出1 ロシア人の友達の実家にホームステイした話
飲み会で僕が今まで経験した話を(多少着色しながら)すると「ブログとか本とか書いたら?」と言われるので、その今までの思い出話をブログに書いていこうと思う。
今回の話は2年前にロシア人の友人であるE君宅にホームステイした時の話でも書いてみようと思う。
彼とは学部時代に言語交換プログラムで知り合った、当時、ロシア語を勉強していた僕はロシア人のE君と日本語を教え、ロシア語を教えてもらっていた。が、それ以外にも一緒に飲んだり、僕の実家に招待したりした。
その彼が「夏休み、良かったらロシアに遊びに来てください」と言ってくれたので、お言葉に甘えて、2016年9月成田空港からロシアへ飛び立つことにした。
S7航空(旧名:シベリア航空)という航空会社でウラジオストクへ。
機内に踏み込んで自身の指定された席に座ると座席のリクライニングが故障していた・・
そしてロシア語しか理解できない添乗員、既に飲んでるロシア人、、早速ロシアの洗礼を感じた。よく言われる?事かもしれないけど、機内からすでにロシアだった。
(※このS7航空は一応、JALともコードシェアをしていてワンワールドという航空連合に加盟している航空会社なのだが・・・・)
ウラジオストクで乗り換えを挟み、E君の実家がある、ハバロフスク空港に到着し帰省中であった彼と合流した。
キリル文字が並び、ヨーロッパの雰囲気にちょっとどことなく発展途上国の雰囲気を漂わせるハバロフスクの町。日本からそこまで離れていないのに、急にものすごく遠くに来てしまった感じがするが、大学でいつも酒飲んだり、テスト勉強をしたE君が隣にいるので心強い。。。
家に到着したのはおやつの時間といった所で、E君のお母さんがケーキを持ってきて出迎えてくれた。
僕の大好きなバターケーキ。昔食べたような懐かしいあじがした。そして、ケーキを食べると、早速、E君と彼のお母さんと町へ。
まずマルシュートゥカ(乗り合いバス)に乗ってきてやってきたのはレーニン広場
ロシアの多くの町にはソビエト時代に活躍した偉人や政治家の名前を公園や広場や道路につけたようで、このハバロフスではレーニン広場があった。
次にやってきたのは中央市場
ソビエト時代からある市場なのだそうだ。僕はこういう地元のスーパーやマーケットでウィンドウショッピングをするのが大好きなので、すごく楽しい。
E君のお母さんはついでに夕飯の食材を買っていた。ここでは、ソビエト時代のピンバッジや雑貨が売っていたのでついつい購入してしまった・・
そして家に帰ると晩御飯の支度を始めたので、ちょいとどんな食材かのぞかせてもらった。
ものすごく大きいサクラマス(Oncorhynchus masou)と思われる魚。
そしてハスカップ(Lonicera caerulea var. emphyllocalyx)
ハスカップと言えば、北海道のイメージであるが、シベリアやサハリン(樺太)にも自生しており、これらの地域では「Жимолость синяя」と呼ばれ親しまれているとの事で、E君やE君のお母さんはつまみ食いをしていた。’(本当はジャムにするらしい)
僕も生で食べたが、結構酸っぱかった、、、
ご飯ができるまでE君と僕は彼の愛猫の「ジョリク」君と遊んでいた。E君は動物の毛にアレルギーがあるのだが、動物が大好き。そんな彼に母親が大学の入学祝いに毛の無いスフィンクス種であるジョリク君をプレゼントしたとの事。
本当に大切にされている猫ちゃんでした。
さて、ジョリクと遊んだり、ソビエト時代のアニメ「ブレーメンの音楽隊」を見たりしているうちに晩御飯が完成。
先ほどのマスをムニエルにしたものにハッシュポテトを付け合わせに、それとパン・カーシャ(ソバの実のおかゆ)。バターをふんだんに使っており、おいしかった。
初日は観光等はたくさんできなかったものの、E君や彼のお母さんとソビエト時代の話など、色々楽しいお話をして過ごした。
続く