乗継割引で熱海に寄った話2「常磐線直通 特急踊り子 我孫子行き」
1の続きです。
廃止の足音が近づく、185系。そんな185系が熱海から常磐線を経由し、松戸・柏・我孫子へ向かう運用があります。その運用が「踊り子 112号」です。※
※乗車当時の2018年は112号でしたが、2019年では132号になりました。
なので、是非とも乗りたいと考えていた私は、温泉観光もほどほどに熱海駅へやってきました。
1.踊り子112号 乗車記
しっかり踊り子用の乗車案内まで用意されています。
因みに、駅構内で「丹那コーヒー」なる地元のコーヒー飲料を発見したので、こちらで一息つきながら電車を待ちます。
そうそう。通常、踊り子は自由席が併結されていますが、こちらの112号(132号も同じ)は全席指定席なので、ご注意を。11月の普通の土日でしたが、満席でした。
踊り子号が入線。幸い、遅れもなくやってきました。熱海駅では2分程度の停車時間があるので、車外に出て飲み物を購入する方もちらほらいました。
このフォント、国鉄っぽくて好きです。(私は、国鉄解体後に生まれたので国鉄時代を知りませんが、、)
いざ、乗車!
私の席。普通車指定席で、シートピッチは910mmと標準的です。
熱海出発時点で9割近く埋まっており、大変盛況でした。マニアの方もたくさんいました。
熱海の次は湯河原に停車。(16:09)ここで満席になりました。
熱海~湯河原~小田原は進行方向右側に席を取れば海岸沿いの素敵な景色を楽しむことができます。
185系は、夕暮れの海岸を爆音を奏でながら爆走します。
動画を撮ってみたので良かったらお楽しみください。
小田原(16:29)・横浜(16:59)と来て東京に到着(17:23)
なんと、半数近い人が東京で下車。てっきり皆さん常磐線まで行くのかなと思っていたので正直驚きです。やはり、常磐線メインというわけではなさそうです。
列車いよいよ上野東京ラインを通過します。
いつもの東京~上野なのですが、通勤型車両で見る車窓とはまた違って見えました。
上野東京ラインを通過し、上野駅に到着(17:32)。ここでも多くの方が降りて行かれました。
上野駅でも2分程度の停車時間がありましたので、少し外に出て空気を吸ってきました。
そして、列車は北千住(17:41)
松戸(17:51)と止まっていきます。上野~我孫子の間は、常磐線の特別快速の停車駅から日暮里を抜いただけですね。
松戸を出発した車内は御覧の乗車率。やはり、伊豆方面⇒東京~北千住での利用がほとんどですね。
さて、名残惜しいですが、柏に到着してしまったので電車から降ります。
やはり、いつもの駅という日常の中に185系という非日常。こういった不思議な感覚を味わえるのが臨時列車のいい点ですよね。
帰柏。お疲れ様でした。
2.いろいろ(所要時間・運賃とか)
今回、熱海から柏までの所要時間は1時間57分。(132号だと2時間2分)
通常運賃は4328円です。
因みに、
新幹線+常磐線快速だと1時間40分です。4520円
となります。
速さを取るか、安さを取るか、楽を取るか、人それぞれの好みに合った選択肢ですね。
常磐線は休日でも朝や夕方は混雑するので、旅行帰りの疲れた体には混雑や乗り換えを気にしなくても良いので、ありがたい。。
名古屋~熱海~柏と新幹線・特急を乗り継ぐ運賃はどうでしょうか
新幹線特急料金4060円・乗り継ぎB特急料金1030円・運賃6480円で11570円
因みに、名古屋からのぞみで東京まで行き、そこから快速で柏まで行くルートだと11510円
たった60円の差額を支払うだけで、熱海で温泉も楽しめて、目的地まで指定された快適な席で移動できると考えるとなかなかお得では・・??
もし、時間的余裕がある場合は、熱海にぶらり途中下車という選択肢はいかがでしょうか??
↓因みに、我孫子~伊豆急下田の常磐線直通、特急踊り子のDVDが発売されていました!!