Guten Morgen India.

いいんじゃない。いいんじゃないの。

中信地域に行ってきた話1 「伊那市でいろいろ食べる」

おウェイの方々にとっては、定期的に仲間達とディスコやクラブに飲みに行ったり踊りに行ったりするのが、きゃぴきゃぴな女子なら東京ディズニーリゾートで遊び倒すことが、それぞれにとっては「リア充な生活である」という認識があると思う。(諸説あり)

研究が大好きな大学院生にとっては学会に参加することが「リア充な生活である」という認識である。(諸説あり)

リア充を楽しむため、発表はしないけど、興味を持ったとある学会に参加しに、5月某日、3泊4日で学会ついでに中信地域をぶらぶらとしてきた。

学会の会場であるのは信州大学農学部南箕輪村にある。最寄りは高速バスの「伊那インター」なので、今回はバスで行く。

今回は学会本番の前日に若手の会があるので、それに参加する。しかし、直前になり、若手の会の会場が農学部から、伊那市駅の近くになってしまったので、伊那インターから伊那市駅まで歩くことにした。

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途中、二葉サービスエリアで休憩があった後に、伊那インターに到着。

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伊那インターのバス停から伊那市駅までは歩いて40分。

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こんな感じのThe 日本アルプスといったのどかな風景の中を進む。

頭の中で流れているBGMは「ヨーデルキング」ことFranzl Langの「Auf und Voll Lebenlust」。

www.youtube.com

ヨーデル界隈では最も有名な曲ではなかろうか。

この曲、ドイツ語の高地方言であるバイエルン語で歌われているので、ドイツ語が理解できる私でもどういう意味の歌なのか、よくわからない。

「Auf und auf, was kost die Welt, heid gkhead mir da dog, denn es hat sich rausgestellt, dass mi as Leben mog.」これは歌詞の一部であるが、下線部の所はさっぱりピーである。

実感としては、バイエルン語よりもオランダ語の方が理解できる。

因みに、ドイツ語⇒バイエルン語であれば、有志が作った翻訳サイトがある。(逆は無いのが残念)

Bayerisch/Deutsch Übersetzer

 

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空気も澄んでいて気持ちいい。気温は27度、梅雨前で湿度も低く、非常に気持ちいいお散歩であった。

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若手の会で頭を使う前に腹ごしらえを、という事で、伊那市駅のすぐ近くのお蕎麦が食べられるカフェへ。

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和(かず)そばカフェ:Google マップ

 

信州といえば蕎麦、そしてこの蕎麦の発祥はこの伊那谷との事。

参考文献:信州そば発祥の地 伊那 – 一般社団法人 伊那市観光協会 公式ホームページ

辛味大根おろしを入れて食べるのが伊那流との事で、辛味大根を入れていただくと、いつもよりさっぱりして、なかなか良かった。

ワサビ(Eutrema japonicum)と、辛味大根(Raphanus sativus var. longipinnatus)、両方とも同じアブラナ科(Brassicaceae)であり、根塊にはイソチアシネート類(香気成分)を含む。ワサビの主成分は「アリルイソチアシネート」、辛味大根に含有されているのは「4-メチルチオ-3-ブテニルイソチオシアネート」であるが、全然風味も辛さも違って、それぞれのイソチアシネートの味を感じることができてなかなか良い。

ところで、今回立ち寄ったお店、農家さんが運営しているお店だそうで、店主のお兄さんがとても気さくな人で、おまけも色々してくれて本当にいいお店だった。。

 

その後は、若手の会で、新たな遺伝子解析技術についての勉強会を行った。思いっきり、自身の今後の研究に転用できる知識ばかりで興味深く聞かせていただきました。

 

若手の会が終わった後は、餃子好きの私は、どうしても伊那で食べられている「伊那餃子」を食べに向かった。

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山楽:Google マップ

伊那餃子とは・・・

伊那谷地域(伊那市南箕輪村一帯)でのみ食べることができる餃子で、少し小ぶりで、シメジをバターで炒めたものが中に入っているのが特徴。

福島餃子や浜松餃子、宇都宮餃子といったものは有名だが、餃子好きの私としては、是非ともこういった地方のマイナーな餃子を食べたいので、飲み会を断ってまで食べに来た。

参考文献:伊那谷名物の手作り餃子はなにがちがうか?|地域情報|長野県のおいしい食べ方

汁は少ない系。炒めたシメジが餃子とはまた違ったコクがある味を出していてかなり美味。これと蕎麦を食べるためだけに、伊那に来てもいい。そう感じてしまうほど美味しかった。

 

伊那餃子を堪能して腹8分になったところで、恒例の地元の居酒屋探し

伊那市バスターミナルの裏あたりで、見つけたお店へ

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馬のもつ煮とフキ。お酒は伊那の地酒である「仙醸」。

伊那谷や南信地域は蛋白源を得るのが容易では無い地位であったので、他の地域とは一味違った独特の食文化が栄えている。

有名なところに昆虫食があるが、その次に馬肉があげられる。馬は悪路をある程度のスピードで移動できる移動手段としても、農耕用としても使え、更にその肉はバクテリアが増殖しにくく、美味という、一石二鳥の生き物として重宝されていた。

伊那のスーパーや精肉店を除くと、普通に馬肉が売っている。

今まで、馬刺しや馬肉の燻製などは食べたことがあるが、今回は「馬のもつ煮」という事で、人生初チャレンジであったが、全く臭みがなく、美味であった。

居酒屋のおかみさん曰く「夫が3時間も丁寧に洗ったモツだから臭くないよ」との事。

飲みながら、おかみさんや地元の人とついつい色々話してしまった。伊那はいいところだ・・・・

 

2へ続く