Guten Morgen India.

いいんじゃない。いいんじゃないの。

乗継割引を使って帰省がてら熱海に行った話1

熱海に行ってきた。といっても、寄った、感覚に近い。

JRには乗継割引という素晴らしい制度がある。ある特定の駅から新幹線⇛特急と同日に乗り継ぐと特急料金が半額になるという素晴らしいサービスだ。

https://www.jreast.co.jp/kippu/1401.html

大丈夫?と感じる方もいるかもしれないが、JRは乗継割引が使えるのは最短の乗り換えのみとは言っていない。同日であればいいので、降りる事のできる切符ではもちろん、途中下車して楽しむ事ができる。

さらに、途中下車して、特急に乗り換えても、運賃がほとんど変わらない事もある。例えば、名古屋から東京まで、熱海までは新幹線で行き、熱海からスーパービュー踊り子に乗り換えた時の運賃を計算してみる。

名古屋⇛東京の運賃が6240円
名古屋⇛熱海の特急料金が3860円
熱海⇛東京の乗継割引の特急料金が850円
合計 10970円

普通に名古屋から東京まで新幹線(のぞみ)で行くと11090円なので、120円お得になる計算だ。
(ひかりやこだまを使うと10880円なので、少し高いが)

そして、今回は熱海で観光もできて、ほんの少しお得なこのルートを使ってみた。

前置きが長くなりましたが、実家のある名古屋から新幹線で熱海に向かい、熱海で観光した後、乗継割引を使って「スーパービュー踊り子」に乗って帰って行った話をしようと思う。

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ひかり460号で名古屋から一気に熱海まで駆け抜ける。

名古屋09:35発 ⇛ひかり460号⇛ 11:01着 熱海
261.4km 1時間26分

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熱海着

熱海駅から温泉街へは徒歩10〜15分ほどなので、てくてくと歩いて行くことに

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こうやって趣のある平和通り商店街を歩いたり

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食べ歩きをしたり
そうやって、観光客としてエンジョイしながら来たのは

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熱海七湯の一つ、大間間欠泉(跡)
この間欠泉、昔は天然の間欠泉として温泉が一定間隔で吹き出していたのだが、現在は吹き出さなくてってしまっていて、人工で4分おきに吹き出している。

しかし、お湯が吹き出すと、あたりに硫黄の香りが
漂い、温泉地らしくていい所だった。

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そして、大間間欠泉のすぐ近くにある温泉神社へ。
何と、境内に温泉が引かれているという神社で、なかなか面白い。

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ここで、ふと脇を見るとある物が目に入った。

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温泉の源泉である。源泉徴収の源泉では無く熱海の温泉の源泉である。

よく見ると

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熱海43号泉の大正12年に116m掘り下げたら吹き出した温泉らしい。
大正12年というと、今は亡くなってしまった、中学のときの我が恩師の産まれた年、モボやモガの時代であり、大正浪漫の雰囲気が東京を覆っていた華やかな大日本帝国の全盛期ではないか、、、

そんな時代から今にかけてわき続ける温泉。。素晴らしい。

では、次回はそんな温泉を食べて、浸かって楽しむ事にする。(続く)
続き
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仙台から東京へ常磐線で帰る話2 「浪江町市内の散策・常磐線代行バス」

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続きのお話です。結構長めかも。

 

帰宅困難区域から解除されたばかりの浪江町は、まだ人が戻ってきておらず、ゴーストタウンのようであった。

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地震で倒壊してから6年間放置されていた家屋。

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街中には誰もおらず、時折、警備会社の車が巡回しているのみ。

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しかしながら、あちこちで、家を取り壊す音が聞こえてくる。

そして、大周りをしながら、浪江町役場にやってきた。

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基本的にコンビニすらない、本当に何も無い浪江町。(2017年8月時点で)だが、浪江町役場の隣には、「まち・なみ・まるしぇ」というお店が少しばかり集まっている区画があり、そこではお土産を買うことができたり、ご飯も食べることができる。

「まち・なみ・まるしぇ」 各店舗連絡先・カレンダーなど | 浪江町ホームページ

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浪江駅から徒歩15分ほどで行くことができる。ここのお土産屋さんのおばちゃんが凄く気さくな人で、一緒にお話ししながら、お茶をした。

そして、ワインや漬物、浪江焼そばなど、5000円近く買い物をしてきた。震災後、何とか東北に貢献したいという思っていたが、ようやく目に見える形で貢献できた。

 

 

そして駅に向かう帰り道。

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こんな自販機が。ウルトラマンサイダーが売っている自販機。8年以上前、期間限定で売りだしていた、ダイドーの商品が。(もちろん使えない)

浪江駅に到着すると、ちょうど、常磐線代行バスが到着するところであった。

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色々なサイトや人からで「満員で乗れなかった」「写真撮影をすると怒鳴られる」などの話を見たり聞いていて、戦々恐々としていたが、乗客は5人ほど。

そして、バスに入るとルール説明が。

① 車内の撮影は禁止

② 車外の撮影はOK

③ トイレの使用はOK

バス車内は、普通の4列シートの高速バスで、トイレもついていた。ただし、一番前にモニターがあり、乗っているバスの現在地とその地図が空間放射線線量が緑・黄・橙・赤で色分けされていた。更に、現在の空間放射線量と、予想される被ばく量も掲載されていた。(全然健康に問題ない量であるが・・・)

浪江17:30発 ⇒常磐線代行バス⇒ 竜田18:20着

バスは、出発すると程なく、警戒区域内に突入する。バスの地図上の色が橙や赤になる。まだ、人体に影響がある放射線量であるのだ。

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警戒区域に入る瞬間。

この国道6号線普通の国道と明らかに普通の国道と違う雰囲気である。

まず一つ目、通る車の半分以上が作業員を乗せたマイクロバスや大型バス。恐らく、除染作業員を乗せたバスと思われる。

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そして、ほとんどすべての側道がブロックされていて、一部は警官(ガードマン?)が配置されている。

そして、一定間隔で線量が表示されている。

 

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第2原子力発電所

そして、バスは竜田駅に到着。(2017年10月より竜田~富岡間が開通したので、今は富岡~浪江(一部原ノ町)の運行になっているようです)

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ここからは常磐線の電車でいわきへ向かう。

竜田18:33発 ⇒普通⇒ いわき19:04着

なんと、ここからは、いつも使っている常磐線の車両と同じ車両であった。(E531系)

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ボックスシートで快適。

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いわきに到着。乗り換えまで時間があるので、ソースかつ丼を食べに行く。

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福島南部のソースカツ丼は、福井のものとは違って、しゃびしゃび(水っぽい)ソースを使っていて、また違ったおいしさがある。

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いわき駅は新しくて綺麗

いわき駅から日立駅までまた常磐線E531系で日立まで

いわき20:50発 ⇒普通⇒ 日立21:50着

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またボックスシートでのんびりと

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日立で乗り換え

日立22:08発 ⇒普通⇒ 天王台23:53着

ここからはグリーン車を使う。

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天王台23:59発 ⇒快速⇒ 柏0:07着

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お疲れさまでした。

 

実は、この次の日(カレンダー上は同日だが)に名古屋へ行く予定があるので、青春18きっぷに再度スタンプを押してもらう。

 

 

エアープランツ(カプトメドゥーサエ)を育て始めた話

今年の3月頭にエアープランツを購入した。

種類は「チランジア・カプトメデューサエ」(Tillandsia caput-medusae)という種類

パイナップル科に属しており、このカプトメドゥーサエに関しては、南米にの雲霧林(朝や夕方に霧が多い林)に分布しているとの事。

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こちらの写真は、購入後2か月目に撮影した写真。10cmまで成長した。

 

このチランジア属(以下 エアープランツ)は、霧などから水分を吸収することに秀ている。そのため、土壌中に根を下ろさなくても生活ができる。(決して水が不必要なわけではない)

水を失わない様に光合成も「CAM型光合成」という特殊な光合成を行っている。

通常の植物は昼間に気孔(葉の表面にある水や二酸化炭素を通す穴)を開き、二酸化炭素を取り込み、同時に光合成をおこなう。

しかしながら、CAM型光合成は少し違う。この植物は夜間に気孔を開いて二酸化炭素を取り込む。それをリンゴ酸に変換して貯蔵し、昼間に気孔を開かないで、貯めこんだリンゴ酸から二酸化炭素を切り崩して、光合成のみを行う。

この特殊な光合成方法により、暑くて勝手に水が出ていく(蒸散という)昼間は気孔を開かなくて済む。そのため、水を節約して使うことができる。

 

しかしながら、時には水浴びをさせてあげることが必要らしい。月に1度は常温の水に4時間~6時間浸しておく。浸した後は水切りをし、逆さにしてやるといいとのこと。

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入浴中のカプトメドゥーサエちゃん。

 

因みに、植物の成長に必要な無機養分について、エアープランツはどうなのか?水は空気中からでも吸収できるが、無機栄養分は土壌からしか吸収できないのではないか?と考える人もいると思うが、実は、植物は空気中から無機栄養分を吸収することができる。

更に、このエアープランツ達は空気中の窒素養分に関して言えば、通常の植物と比較して空気中の窒素分を吸着し取り込む能力が高い。(クロマツの約37倍)そのため、無機養分に関しても問題がなさそうだ。

参考文献

ci.nii.ac.jp

エアープランツというのは、708種もの種類がある。そして、かなり形が奇抜で、そして、全然別の植物に見えるものもある。

サルオガセモドキ(Tillandsia usneoides)、通称「スパニッシュモス」と呼ばれるこのエアープランツもカプトメドゥーサエと同じ、ハナアナナス属である。

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画像:サルオガセモドキ - Wikipedia Raffi Kojian氏撮影 

 

こちらはストレプトフィラ(Tillandsia streptophylla)という種。

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なんとなく、パイナップルっぽい。アリと共生している事が知られている。(出典不明)

画像:チランジア・ストレプトフィラ - Wikipedia Keith Edkins氏撮影

 

こんなにも形が違うエアープランツ達だが、これらの代表的な種を系統解析した論文があった。

Tania Chew et.al (2010) 「Phylogenetic Relationships of the Pseudobulbous Tillandsia species (Bromeliaceae) Inferred from Cladistic Analyses of ITS 2, 5.8S Ribosomal
RNA Gene, and ETS Sequences」Systematic Botany (2010), 35(1): pp. 86–95

http://www.bioone.org/doi/abs/10.1600/036364410790862632

これによると、このエアープランツと共にアリが共進化した可能性があるとの事で、これはイチジク属とイチジクコバチの関係を彷彿とさせる。

奥が深いエアープランツ達。これからいろいろ調べてみようと思う次第。

そして、エアープランツ達ってなぜか、健気で可愛い。そう感じるのはわたしだけなのか・・・?

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東武鉄道の新型特急のリバティに乗った話

昨年12月、鬼怒川温泉に小旅行に行った帰りに、東武鉄道の特急リバティに乗ったので、その乗車記でも書いてみようと思う。

鬼怒川公園 ⇒ 春日部 107.6km 所要時間:1時間45分

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今回乗るのは「リバティ会津128号」の鬼怒川公園から春日部までの1時間50分ほど

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座席はスペーシア(座席幅1100mm)と比較して狭め(1000mm)。しかしながら、スペーシアが広すぎるだけな気もするけど、圧迫感は感じなかった。

スペーシアと比較すると)リクライニングの角度が浅く、座席も硬い。どうしてもスペーシアと比べると、見劣りしている感じは否めないけども、全然大丈夫です。

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座席にはコンセント配置しているのは現代っ子とてもありがたい。。

そして、なんと、フリーのwifiが使える。さすが新型特急。

会津鉄道会津田島から下今市までは、座席を指定しない限りは、乗車券だけで利用できるので、地元のおばあちゃん達や学生(午前中授業だからかな?)も普通に乗っており、ローカルって感じがして良いですね。

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鬼怒川温泉駅からは大量のお客さんが。あっという間に満席になってしまいました。

座席指定券を持っていない方は、座席指定券を持っている方に席を譲っていました。

3両編成で、更に、座席数の少ない特急型車両なので、満員電車になってしまいました。。。12月の閑散期の平日でこの有様なので、紅葉のシーズンや、夏のハイシーズンなんてはどうなるんでしょうね・・・・

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鬼怒川温泉

下今市で、東武日光より来た「リバティけごん」を3両連結するために、6分の停車時間がありましたので、先頭車両を撮影してみました。

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ついでに駅弁も購入

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「栃木牛めし弁当」

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味がしっかりしみ込んで、美味しい(5か月も前なので、詳しい食レポが・・すいません)

 

下今市から隣の席に韓国人の方が座ってきました。隣に人が来ると、やはり、少し圧迫感がありますね。

 

景色と駅弁を堪能して、うたうた寝ていたらあっという間に春日部に到着。

振動も少なく、座席も平均的に広く、気持ちよくうたたねすることができました。

快適度:62 / 100

 

春日部に到着

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お疲れ様でした。

 

 

 

 

自衛隊のヘリコプター(UH-1 )に体験搭乗した話

私は、今でこそこうやってのんびりと植物学者をしているが、昔、パイロットを目指していた時があった。

その時は、もうそれは色々な所、大手エアラインや海外の航空会社とかのパイロット候補生になるための試験を受けたのだが、その中で、航空自衛隊も受けた。(全部ダメだったが・・・)

その際に、知り合った自衛隊の広報官の方から、ある日「体験搭乗をしてみないか?」とのお話を頂いて、自衛隊のヘリコプターに体験搭乗する機会があった。

そして、201x年の某日、明野駐屯地へとやってきた。なんと広報官の方が直々に、明野駅に迎えに来てくださった。人生初の6ナンバーの車に感動。(自衛隊所属の車は普通の車とナンバープレートが違う)

 

まずは、明野駐屯地に関してやこれから乗るUH-1Jについてのレクチャーを受けた。

そして、レクチャー後には搭乗に際しては万が一のことを考慮して、ドックタグ(身元識別の為のタグ)を持たされる。

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そして、5~6人ごとに体験搭乗を行う。

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奥に見えるのが、UH-1である。1959年から運用され、ベトナム戦争などでも活躍したヘリだけでも、今回は災害救助用に使われている。

回転翼(ブレード)に頭をぶつけない様に屈めて機内へ。

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機内からの眺め。非常にスムーズに上昇していく。流石、自衛隊パイロットさん。

シートは硬め。というか、非常に無機質なシートで、振動がダイレクトに伝わってくる。

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伊勢湾を望む。やはり、昔乗った、伊豆諸島の東邦航空のヘリみたいに、「お客様を運ぶ」というものではないので、作りも全然違う。かなり音もうるさい印象を受けた。

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明野駐屯地を見下ろす。

着陸後は、明野基地内の他のヘリコプターを見せてもらって、解散となった。(写真がみつからなかったので、また見つかったら写真を載せます)