Guten Morgen Kashiwa.

いいんじゃない。いいんじゃないの。

鎌倉に行ってきた話1「旧型のEXE(30000系)えのしま1号で片瀬江ノ島へ」

先日、自身の恩師と論文投稿の打ち合わせをするため(&観光)に鎌倉へと足を運んだ。今回は先生に出会う前に時間があったので、江ノ電の写真を撮ろうと思った。そのため、フリーパスの利用を考えた。

今回利用したフリーパスは「江の島・鎌倉フリーパス」、値段は新宿発着で1470円。

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このフリーパスに片道620円の特急券を追加し、えのしま1号に乗った。

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今回乗車するのはEXE(30000系)

通勤利用と観光利用の二通りを想定した、小田急らしくない特急車両。

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10両編成での運転

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車内はシックで落ち着いたイメージで、観光向けというよりかは通勤向けな感じがする。

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座席のリクライニングは浅めで、他の小田急の特急車両と比べると全体的に安っぽい印象がある。これで、VSEGSEと同じ料金を取られるのは何だか。。。でも、小田急の特急料金は620円とJRのグリーン料金より圧倒的に安いので、値段相応といったところ。

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新宿出発時、座席はほとんど埋まっていない。夏休みの需要を見越してなのか、、

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新宿出発後は向ケ丘遊園まで先の電車が詰まっており、のろのろと進んでいく。複々線化が完成したといえ、やはり、列車本数に対して線路がまだまだ足りない印象。

向ケ丘遊園あたりを過ぎると、スピードを上げていく。

 

新百合ヶ丘・相模大野・(神奈川県)町田市・大和と止まり、その後、藤沢に停車。

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藤沢駅で方向転換し、反対向きに進んでいく。

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藤沢駅を出て、10分程で終点の片瀬江ノ島に到着。

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竜宮城みたいな外観。

 

「ホリデー快速ビューやまなし」に乗って八ヶ岳に行った話

名古屋と同じかそれ以上に暑すぎるこの柏の気候に耐えれなかったので、高山気候帯に少しばかり逃避行する事に。

今回は休みの期間に215系で運転される「ホリデー快速ビューやまなし」に乗って八ヶ岳方面に行ってきた。(ただし、登山はしていない)

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215系 ホリデー快速ビューやまなし

新宿 09:02 ⇒ 小淵沢 11:59 普通車 指定席

 

自由席と指定席に座席の差は無いものの、、今回は指定席を選択。なぜなら乗車日は8月11日というお盆の真っただ中。

お盆の帰省ラッシュで新宿の時点で自由席は人であふれており、三鷹・八王子とどんどん人が乗ってきて自由席は地獄の様相。指定席も満席であった。

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因みに、この215系はオール二階建て車両。ライナーに用いられる事が多いよう。

オール二階建てという容量が通常よりも多い電車であるのにも関わらず、お盆の初日は満席になってしまうよう。

自由席に乗られる方は新宿であらかじめ待たれた方がいいかと思われ。

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「臨時」とかではなく、ちゃんと「ビューやまなし 小淵沢 指定席」となってる

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車内の様子

この写真は小淵沢で撮ったもの。車端部分の2階席でも1解析でもなく、平屋建ての部分。

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座席同士の間は1500mmで、前に人が来ない場合であればなかなか快適な乗り心地。

残念ながら、リクライニングはしない。内装がフランスのコンパン社製であることから、一瞬ながらドイツに戻ってきた印象。

 

(参考:ドイツのドッペルデッカーの車内)

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そして、列車は定刻通り新宿駅を出発

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停車駅は 三鷹・立川・八王子・高尾・大月・勝沼ぶどう郷・塩山・山梨市・石和温泉甲府・韮崎・小淵沢と、「特急かいじ」並みの停車駅

ekikara.jp

新宿を出発した列車は高尾までのろのろと進んでいく

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八王子を過ぎたあたりからは快調に飛ばしていくが、、、時速100kmには至らず。

あずさやかいじであれば、時速120km以上で飛ばしていく区間なのだが、2階建て車両というのと、快速列車というのもあってあまり速度は出せないのかも。

大月で2割程下車。大月からなら全員着席できそう。

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勝沼ぶどう郷

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塩山で特急の通過待ち。この時間にお茶を購入。(塩山で停車はするものの、通過待ちしないときもあるので要注意)

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甲府で更に乗客が降りていく。空席が目立つようになってきた。

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日暮野駅で運転停車(停車はするものの、ドアが開かないので乗り降りできない停車)

そして、また通過待ち。

 

11時58分、定刻通り小淵沢駅に到着。

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のっぺりした印象。

そして、12時30分に臨時列車である「八ヶ岳高原列車」に乗車

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乗り換え時間は30分あるので、確実に座ることができる。

そして、9分で甲斐小泉に到着。この時点で標高は1000mを超えているのでかなり涼しい。冷房をかけているうちの研究室と同じ気温。

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お疲れさまでした。

ハイデルベルグ大学時代の寮の話

2014~2015年にかけてハイデルベルク大学に留学してのだが、その時僕がいた寮は、「Roabach Holbeinring」という場所にある寮であった。

最寄り駅は23・24番トラムのEichendorffplaz駅。

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語学コースがあるMaxweber Hausにはトラムとバスの乗り継ぎで30分ほど。

研究室のゼミがあるNeunheimer Fieldには同じく乗り継ぎで30分ほど。程よい郊外に位置し、込みごみしておらず、スーパーも近くにあるような場所

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アメリカ軍専用の住宅地であった場所だったようで、非常にゆったりとしている。

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これで部屋の半分ぐらい(酔った勢いで適当に撮った写真?)

更に、普通の家と同じようなキッチンと、巨大なユニットバスルームがあった。

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こんな感じで大きなオーブンがあって、よく、パンを焼いていた。

食器等は今まで住んでいた先人たちの残りを使っていいとの事。遅いが、wifiもあるし、冷蔵庫もあるし、至れり尽くせり。

家賃はこれで247ユーロ。日本円で37000円程。オール電化で電気・水道、全て込み。

残念ながら、エアコンはついていないが、ハイデルベルグは通常は大丈夫、、、

ただし、ハイデルベルグはドイツの中でも暑いので、、、夏は30度は超えることもあり、40度近い日や、40度超える日もあるので、、、、、その時は耐えるかショッピングセンターに逃げるしかない。

 

冬はハイツングなる暖房設備がついているので全く問題はなし。

 

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僕が住んでいたのは四階。

因みに、同居人がほかに3人いる。4LDKの一つの部屋に一人住んでいるイメージ。掃除は週1みんなでしていた。

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こんな感じで、休日には同居人やご近所さんたちとバレーしたり、何だかんだで楽しかった。

友人が住んでいる他の寮にも行ったことがあるが、自身が住んでいるこのHolbeinring寮がハイデルベルク大学が所有しているほかの寮と比較すると圧倒的にいい寮だと思う。

windowsの更新に失敗し、0x000021aの状態からパソコンを復活させた話

使用したパソコン

Dell Inspiron  windows10.1

 

先日、windowsのOSのアップデートに失敗した。それで、パソコンの挙動がおかしくなり、ついに、再起動を突然繰り返し始めたので、アップデートする前に1週間前の状態に「回復」をしようとしたら。回復にも失敗。

 

突然、ブルースクリーンが出ては消え、出ては消えを繰り返しだした。

 

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画面に映った停止コードは

0x000021a

というもの

Microsoftのサイトによると

STOP 0xC000021A エラーは、Winlogon.exe または Csrss.exe が失敗したときに発生します。 これらのプロセスのどちらかが停止したことを Windows NT カーネルが検出すると、システムが停止し、STOP 0xC000021A エラーが発生します。 このエラーにはいくつかの原因が考えられます。 その主なものは以下のとおりです。


1.インストールされているシステム ファイルのバージョンが一致していません。

2.Service Pack のインストールが失敗しました。
3.ハード ディスクの復元に使用されるバックアップ プログラムで、使用中だった可能性のあるファイルが正しく復元されていません。
4.互換性のないサードパーティのプログラムがインストールされています

参照:https://support.microsoft.com/ja-jp/help/156669/how-to-troubleshoot-a-stop-0xc000021a-error-in-windows-xp-or-windows-s

 

1⃣ 原因を考える

 

今回の場合では上記の3番である可能性が濃厚であるが、SSDが逝ってしまった可能性を診断するために、BIOSを起動させて、診断を行う。

起動させてDellの文字が出た瞬間にF12画面でBIOSを起動

その中にあるDiagnosisでSSDの異常の有無を診断するも、SSDには異常なし。

ということは、回復に失敗し、Windowsそのものがやられた可能性が濃厚。

 

2⃣ 自動回復を試す

そのような場合は自動回復を使う。Windows10は2回(3回?)ブルースクリーンと再起動を繰り返すと、自動修復を行うことができるようになるのだが、今回は、それも不可能。。。。

このような状況になるとパソコン自体を完全に初期化して、OSを再インストールしなくてはいけないのだが、いかんせん、学会用のデータが・・・・

そうなると、データの救出を行わなくてはならない。

 

3⃣ データの救出

SSDは生きていることが判明した。なので、データは無事である可能性が高い。

今回はSSDという「缶詰」を開けるための、Windows という「十徳ナイフ」が壊れてしまっている状況なので、別のLinux系OSであるubutuという「ノミとハンマー」でSSDから「缶詰の中身」であるデータを救出するという作戦に出る。

 

Ubutuでの立ち上げ方法については以下のブログを参考にしました。

 

参考にしたブログ

blog.mktia.com

 

ubutuのUSBへのインストール方法は上のブログを参考にしていただくとして、DellでのUbutuの起動方法を説明します。

ubutuの入ったUSBを差し込んだ状態で先ほどと同じく、Dellのロゴが出てきたときにF12を連打します。

そして、このBIOS画面が出てきたら、左側にあるリストからBoost Sequenceを選択し、Add Boost Optionでfile nameはubutuで新しくオプションを追加します。

そして、Boot List OptionをLegacyからUEFIに変更します。

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続いて、再度、左側のリストからSecure Boot Enableを選択し、EnabledからDisabledに変更します。

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4⃣ 

 あとは、USB メモリのUbuntuSSDより先に読みまれるように並び替え


そして、BIOS設定を保存して再起動し、ubuntuの入ったUSBを差し込んで、起動。

その際に「Try ubuntu without download」を選択

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そうすると、このようにubuntuが起動。

ここまできたら、後は、ファイルを探し出して、hddなりなんなりに移行させて保存。


後は、Ubuntuを削除して、他のパソコンなり、ubuntu入れたパソコンなりで、windows 10をUSB経由で再インストールする。


参考

http://www.atmarkit.co.jp/ait/spv/1801/17/news021.html


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無事に起動できたら成功です。お疲れ様でした。


 

 

南西諸島の色々な島の島バナナを食べた話1「沖永良部島のバナナ」

南西諸島というのは、ご存知の通り、鹿児島県から沖縄県にまたがる島々の総称であり、この地域は亜熱帯性気候であるため、亜熱帯性の作物が栽培されている。

バナナ(Musa sp. )もその中の一つであり、南西諸島で栽培されている中で最もポピュラーな果物の一つである。

自身は調査で南西諸島の色々な島々を巡っているのだが、可能な限り、その島でバナナを見つけたら買うようにしている。

 

今回はシーリーズものとして色々な島のバナナを紹介しようと思う。

 

第一弾は沖永良部島。昨年、沖永良部島にて調査を行った際に、島の商店でふと見かけた島バナナ

ysrkotori.hateblo.jp

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0.8kg程で、100円という超破格な値段だった。因みに、yahooや楽天とかでは、1kgで2000円とかするようだ。

 

そして、そのあとの調査終わりに島の飲み屋で、ふと沖永良部島のフルーツの話題でおかみさんや常連客の方々と話していた時に、バナナの話をしたところ、地元の方々から「沖永良部島のバナナは辛味と渋みと酸味が混じっている」

という事を聞いた。酸味はクエン酸、苦みはタンニンで説明がつきそうだが、辛味???想像がつかない。

ぴりぴりする味との事。。

 

買った当初はまだ青色の沖永良部島のバナナ。1週間程、その味に胸を躍らせながら、追熟した。

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香りはいたって、普通のバナナ。

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むいてみても普通のバナナ。ただし、島バナナなので、皮が薄い。

この皮の薄さが、島バナナを更に高価なものにする。皮が薄いので、傷つきやすいのだ。

 

気になる味は、酸味が通常のバナナと比較すると、少し強め。そして、芳醇で濃厚な香り。これぞ島バナナ!という感じだ。沖縄本島八重山島バナナと比較すると酸味が強いように感じる。

そして、謎のピリピリ感。確かに、舌がピリピリする。ワサビ(イソチアシネート)やトウガラシ(カプサイシン)の辛みではなく、胡椒に近いピリピリ感。本当に、辛味があった。

 

この辛味について気になったので、google scholarでバナナの成分に関する論文を色々あさってみたのだが、めぼしい情報は得られなかった。

もしかしたら、ある沖永良部島の土壌とバナナ内の成分が関係しているのか?と推測しているが、いまだにこの辛味については不明である。。

 

不思議な沖永良部島産のバナナであった。

 

 

多良間島まで琉球エアコミューター航空で飛んだ話

宮古島で調査を終えた後は、宮古島の付属離島である多良間島へ。

宮古島からは琉球エアコミューター多良間島へ。琉球エアコミューターJALの子会社であるJTA(日本トランスオーシャン航空)の子会社。

要はJALの孫会社。JALグループではあるが、ワンワールドには加盟していない。

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宮古島から多良間島までの距離は67km。それでも航空便があるのは不思議。

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徒歩で飛行機に乗り込む。近年Q400用のボーディングブリッジ(待合室から飛行機までバスに乗ったり歩いたりせずにそのまま乗れるあの通路みたいな橋)が開発されて運用され始めているので、近く、このように歩いていく事も過去の事になるかも・・??

www.ana.co.jp

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今回搭乗した飛行機はボンバルディアQ400CC型といって、通常の400型よりも貨物室がなんと2.5倍になっている仕様。その分座席数が減っており、正に離島路線にもってこいな仕様となっている。

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RAC891便 宮古島空港 09:30 ⇒ 多良間空港 09:55

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今回はたまたま()プロペラの隣の席を確保できた。

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プロペラ機独特のふわーとした上昇。するとすぐにエメラルドグリーンの海が見えてくる。

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安全のしおり。折れ曲がっていないし、汚れていない!

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水平飛行に入る間もなく、離陸の準備。ちなみに、乗客のほとんどは地元住民のようだった。

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多良間島の森。この中に目当てのものがいる。

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多良間空港に着陸。凄く絵になる光景。

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多良間空港でもあるいて移動。ターミナルへ。炎天下、なかなかきつい。。。

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多良間空港の手荷物受取システムがものすごく面白い。通常の空港では、ターンテーブル(空港に到着したところにあるぐるぐる回るベルトみたいなやつ)が主流だが、こちらでは、トラックに受託した荷物が載せられて、そのトラックから荷物を取り出す方式になっている。斬新だし合理的で素晴らしいシステムだと思う。

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素晴らしい天気の多良間空港

 

お疲れさまでした。

トコトコ切符を使って箱根山に上ってきた話2

前回

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出発すると直ぐに濃霧の中へ突入する。

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数メートル先も見えない。

案内放送では「富士山がみることができます」などの放送が流れているが、見えない。

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さて、10分もたたないうちに大涌谷駅に到着。相変わらず天候は「濃霧」

到着するとすぐに火山ガスの硫黄の香りが鼻を衝く。

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濃霧で何も見えやしないので、箱根ジオミュージアムに行くことにする。

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箱根は一般の方には温泉ぐらいのイメージしかないだろうが、実は過去に何度か破局噴火(近代国家が破滅しうる規模の大噴火)を起こしている。

その歴史の中で23万年前から始まり、Tm-2というテフラ層(火山から噴出されたもの[火山灰など]が堆積した層)やTlu-25・Tm-45などに代表される大規模な噴火を起こした。

そして、その活動の中で、山頂部分が”吹き飛びカルデラを形成したとされている。(どの噴火かは不明)

さらにはTAu-4を形成する噴火の前(約13万年前)には大量の溶岩が流出し、真鶴半島を形成した

 

また、8万年前から始まりった大噴火のうち、6万年前の噴火はTPlf1と呼ばれるテフラを形成した噴火は最も大きく、東京にも20cm程の「東京軽石層」と呼ばれる層を作った。また、その際に発生した火砕流三浦半島まで達し、三浦軽石層(MP)を形成している。

【参考文献】

長井・高橋(2008)箱根火山の地質と形成史 神奈川県博調査研報 P25-42

 

と、このように日本の中でも五本の指に入る火山である。(他は鬼界・穂高阿蘇ぐらい?)

まあ、同じような規模の噴火が起こったら北関東を除く関東全域は間違いなく滅亡でしょうね。

 

前置きが長くなってしまったが、、この箱根ジオミュージアムでは、箱根山の噴火の歴史を見ることができる。前回の2015年の噴火についての特集もされていて、実際に火口を撮影した写真もあった。

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温泉の井戸の近くから噴火したみたいですね。噴火と言っても、先ほど説明したものとは全く違う「水蒸気噴火」ですが。

今回の2015年の噴火は、降灰量もそこまで多くなく(推定値40-130トン)、地殻変動も局所的であることから、大した噴火ではないと思われる。しかしながら、水蒸気噴火でも火砕流は発生するので、、水蒸気噴火だからといって被害が小さいわけでもないので注意。

今回の噴火の原因の一つとして、地下の熱水活動の活発化があげられている。これを、地下へのマグマの供給量が増えたためだととらえている人もいるようだ。

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このように時系列が細かく記されていてわかりやすい。

【参考文献】

神奈川県温泉地学研究所(2015) 2015 年箱根山噴火の推移について

東海大理学部(2015) 箱根山の火山ガスおよび 2015 年6月 30 日噴火に伴う火山灰 

火山噴火予知連絡会箱根山降灰合同調査班(2015)  箱根火山 2015 年 6 月 29-30 日噴火による降灰分布(速報値)

 

ミュージアムの上は箱根名物の「黒たまご」を食べる事ができる。

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卵の殻に鉄分(Ⅲ価鉄)が付着し、それが硫化水素と反応し鉄が還元して硫化鉄(Ⅱ価鉄)になることで黒色になる。 

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黒たまごを食べて外にでると霧が晴れていた。

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これが、大涌谷の噴煙地帯、そして2015年に噴火した火口地帯である。

時折、物凄い濃い二酸化硫黄の香りがしてくる。

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噴火後、火山ガス量が増えたのが原因で、周辺の木々が枯れている。

そのガスの影響で、自然遊歩道は閉鎖されている。

 

ロープウェイに乗り強羅方面に戻る途中で、火口を上から見ることができた。

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あとは、同じ道をひたすら戻っていくだけであるが、途中で宮ノ下温泉に立ち寄った。

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宮ノ下温泉の太閤湯、地元の自治会が経営しているお風呂で、番台のおばちゃんが気さくな人だった。

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帰りの登山列車は窓が大きい3100系。そのため、アジサイを見ることができた。

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3100系の先頭部分。窓が広いので見晴らしが良い。

 

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箱根湯本駅に到着。お疲れさまでした。